生産者紹介

「茶ぶり」は1つのラブストーリーである

ぶり養殖の基本は、人より早く、大きなぶりを出荷することだが、一方で、脂がのり過ぎて臭みが出てしまい、それが苦手な人も少なくなかった。
実は、生産者である入口良美さんの奥さんもそんな一人だった。良美さんは愛する妻に何とか自分が作った茶ぶりを食べさせたい。そんな想いで、25年前から始まったのが杜仲茶を与えて育てる茶ぶりだった。
現在は、杜仲茶から日本一のお茶「そのぎ茶(緑茶)」を与えて育てています。
またお茶だけでなく、もくさく酢や高麗人参を与えることで、余分な脂を落とし、良質な脂の「茶ぶり」、天然物に匹敵した品質を可能にした。
結果として、お刺身が好きではなかった奥さんは、茶ぶりは美味しいと食べられるようになった。
Neverland系列店舗でも同様に、生魚が苦手なお客様にも、「茶ぶり」ならばと食べていただけている。

美味しい「茶ぶり」が食べたいというお客様の声

「茶ぶり」は一般の養殖ぶりと違い、餌代が非常に高く、扱いも非常に繊細で手間暇がかかります。
2009年9月には大規模な赤潮が発生して茶ぶりが全滅、2019年9月にも茶ぶりの半分が死んでしまいました。
50年に一度、100年に一度といわれる災害に何度も直面し、不安と絶望から心が折れそうになります。
その折れそうな心を励まし、支えてくれるのが、沢山のお客様の声です。
「茶ぶりを一度食べたら忘れられなくなりました。」「生魚は食べられないですが、茶ぶりだけはお刺身で食べることができます。」など。
沢山の喜びの声が私達の日々の力になっています。